歯科技工業界の抱えている問題

歯科技工業界の現状 

歯科技工士不足という大きな問題を抱えています。少し古いデータではありますが、平成22年の統計では、就業歯科技工士は35.413人で、歯科技工所は19.443か所となり、就業場所別にみると、病院・診療所が10.595人、歯科技工所が24.271人となります。技工所の規模は平成20年末の統計では、77%が一人技工所となり、年齢階級別では50才以上、13.811人(39.0%)と最も多くなっています。

平成20年の実態調査報告書では、年収が平均年収404万円(年齢42.1歳)、週労働時間平均は 53.5 時間、勤務者平均 48.3 時間、自営者平均61.0 時間です。仕事に対する意識調査では満足度の高い順に「責任ある仕事」「自由な裁量」「社会貢献」など、仕事に対する満足度は相対的に高いといえます。これらの事から歯科技工士は平成12年をピークに減少傾向にあり、歯科技工所は小規模で運営されており高齢化が加速しています。 技工士は厳しい労働環境でも使命感で仕事をしています。

その根本となる原因は小規模の為、営業から模型/補綴製作/事務処理まで行い夜中までずれ込み長時間労働となります。 また、高額な設備投資が難しく生産効率が悪く低賃金で働いていると見うけられます。そのため若手の成り手不足と短期間で離職、また業績不振や高齢化による個人技工所の廃業が多く、現状のまま進むと日本のいればを海外依存しなければならないとも言われています。