大阪市平野区開業の先生症例
当初先生から前歯上下12本のメタルボンドもしくはオールセラミック ポーセレンの仕事の相談を受け画像データをメールで頂きました。そして、見てみると明らかに臼歯部の低いブリッチと、臼歯の欠損を放置してきた事が原因で、咬合口径が低くなり前歯部がフレアーアウトしています。
確認のポイント 前歯部が天然歯の場合はアンテリアガイドの痕跡で確認しやすく、咬合高径が下がる前のファセットは切端付近に残っており、もう一方の咬合高径下がってからのファセットは歯頚部にあることで確認できます。
当社からの提案 現状で補綴による審美回復は歯間幅/形態 ・ 厚み/色調に無理があり、抜髄してコアーから製作していく方法も患者様にとって有益でないので、臼歯部のバイトアップと平行して床矯正装置を用いて、本来の咬合状態を回復させて固定し、今回の咬合崩壊の原因の欠損部位をインプラントにより補綴する事を提案させて頂きました。先生と患者様とのインフォームドコンセントも、現状の説明、臼歯部の大事なことを理解したうえで、前歯部に掛かる費用を矯正治療とインプラント治療費にシフトして、十分理解し納得した形で治療を進めることになりました。
2007/12/15 初診
2008/01/11 スケーリング/プラークコントロール
2008/02/01 スプリント設計/製作
2008/02/29 1 回目調整
2008/04/11 3回目調整
2008/05/02 4回目調整
2008/05/16 5回目
2008/06/06 保定装置の印象
2008/06/20 保定装置セット
2008/09/12 経過観察